士業のテーマサイトについてまとめました(最新版)

士業のテーマサイトの現状について分かりやすくまとめてみます(2015年8月時点)

 

なぜネットで集客しているような事務所はいくつものホームページを持っているのか?

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ポーカー・フェイス代表
清水 信宏

 
私どもが関わる士業のホームページにはコーポレートサイトと呼ばれる事務所ホームページと「相続」などの個別テーマだけの情報をまとめているテーマサイトがあります。コーポレートサイトはどんな対象が目にしてもその役割を果たせるホームページ、つまり名刺に載せられるURLのことです。コーポレートサイトでもある程度の集客は可能ですが、後で説明する広告的な側面と編集的な側面からテーマサイトにはアドバンテージがありますので、集客に力を入れている事務所は、各テーマごとにホームページを運営しているケースが多いのです。どのくらい違いますかというご質問をいただくこともありますが、仮に10%程度の差しかないとしてもWebマーケティング自体の費用対効果を考えると、他の媒体に予算を使うよりもテーマサイトに予算を掛けるという選択に行きつくはずです。
 

士業事務所がWebマーケティングでアプローチするユーザー層を分けてテーマサイトのアドバンテージをご説明します

 
士業事務所がWebマーケティングでアプローチするユーザー層は2つのセグメントに分けられます。1つ目(第一の層)はすでに問題解決に向けたフェーズに入っている層、もう一つ(第二の層)は自分が解決しなければいけない問題を調べている層です。1つ目の層は税理士や弁護士、司法書士、社会保険労務士など士業のホームページを探している可能性はあるが、一方の層は士業のホームページを探している可能性は高くありません。「どちらの層が重要なのか?」と聞かれることがありますが、直接的な受任面では第一の層ということになりますが、見込み客として第二の層も大切にしなければいけません。
 

第一の層(すでに問題解決に向けたフェーズに入っている層)に対するテーマサイトを用いたアプローチ

 
Webマーケティングではリスティング広告や、検索エンジンのオーガニック検索からのリンク先ページのランディングページという重要ページの考え方があります。ターゲットに対して最も効果的なページを見せて訴求するかという考え方です。さらに、その中にはファーストビューというページが開いたときに見えるページの範囲が最重要だという考え方もあります。コーポレートサイトのTOPページをランディングページとした場合、魚が欲しいユーザーにスーパーのチラシを全面で見せるようなもので、間違いではないが少し訴求が弱くなる側面があります。中ページをランディングページとした場合においても他に業務の情報やヘッダ部分の総合的な情報がどうしても混ざってしまうので、総合スーパーの一部売り場の情報という位置付けに留まります。そして、そのスーパーは本当に魚に強いスーパーなのかということが一瞬で判断できないという弱点があります。ページを辿っていけばその事務所の強みなどは当然分かりますが、先程申し上げたようにWebマーケティングの世界ではランディングページやファーストビューという考えが重要な位置を占めていて、他の媒体とは比較にならないような導線への配慮が必要とされていますので、すでに税理士や弁護士、司法書士、社会保険労務士など士業を探しているユーザーでも自分の欲しい商品がすぐに見つかり、その商品をたくさん扱っているところだと直感的に分からないと効果が上がりません
 
テーマサイトではその事務所が該当のテーマに対しての強みやサービスだけをアピールすることができるので総合スーパーではなく出来の良い魚屋としてのアピールができ、検索エンジンの検索結果をクリックして意図しないページを開いた場合でも、自分が今魚屋の中にいるのだという事をファーストビューにおいて示すことが可能です。ちなみに第一の層に対しては第二の層以上にリスティング広告が有効となります。問題解決に向けたフェーズに入っている場合、直接的に依頼先を探している可能性がありますので、ユーザーはリスティング広告を行っているような事務所のほうが受け入れ態勢があるという判断で、話しが早いのではないかと思うのです。
 

第二の層(自分が解決しなければいけない問題を調べている層)に対するテーマサイトを用いたアプローチ

 
自分が解決しなければいけない問題を調べている層にとって、自分の解決したい分野について詳しい情報が掲載されている、カテゴリやケース別で情報が整理されている(できれば事務所で扱った実例が掲載されている)、その情報の出所が信頼に足りる人であるということがホームページに求める条件になります。ユーザーは専門家が運営している詳しいサイトを本能的に探しています。コーポレートサイトでも個別の分野について詳しい情報を載せているホームページはいくらでもあります。そのようなサイトではページを辿っていけば必ず探せるはずですが、Webの世界ではどのような分野に力を入れている専門家が運営している情報量の多い質のよいサイトだということをユーザーに直感的に分かってもらうことが必要です。冒頭で触れたテーマサイトの編集面でのアドバンテージとはこのことが一目で分かる、または詳しいだろうと期待させることができるというものです。
 
詳しい情報や事務所の実例などが多い場合、症例を多く扱った医師が問題について説明しているようなもので、非常に説得力があり、調べている段階であろうと早めにまずは相談してみようという気になるそうです
 

テーマサイトのドメインは分けたほうがよいのかサブディレクトリでもよいのか

 
これはどちらでも構いません。両者ともメリットがあります。サブディレクトリ(○○○.com/○○○)にした場合でもディレクトリは以下のデザインが全く変わっていて別のサイトという位置付けであれば問題ありません。